読んで面白かったマンガのメモ。Novel Soundsという音楽レーベルを主宰しています。たまにマンガのこと以外。
Novel Sounds お知らせ
新しいCDリリースしましたー!
artist: speaker gain teardrop
title: particl protocol
7月5日発売 / 2300円税込
Amazon HMV タワーレコード / myspaceで試聴

nobleレーベルさんのご好意でnoble所属のkashiwa daisukeさんに
remix、マスタリングで参加いただきました。どうもありがとうございました。
http://kashiwadaisuke.com   http://www.noble-label.net

初回限定で、speaker gain teardrop (Gu.)のホリベのソロプロジェクト、stabiloの1st mini album(非売品)が付いてきます。Amazonなどのネットで購入しても付いてきますよ。

メイド諸君!

作:きづきあきら+サトウナンキ (写真は3巻、07年11月刊。以下続刊。)

オタク漫画
舞台はメイド喫茶

男のオタクキャラが良い。
オタクのリアルがあると思う。
3巻14話の心理描写なんか、ぐっとくる。

コミュニケーションについて、うまい切り口で描いている作品だと思う。

ギャグ漫画として見ても面白い。番外編の小ネタとか笑える。
もちろん作者はわかってやっているから、笑いにできるのだ。
これはオタクへの愛がないとできない。
もっとこういう小ネタをやって欲しいなぁ。

余談だけど、「きづきあきら+サトウナンキ」というように、
共同制作による漫画を、ちゃんとそれぞれの名前を、
どちらかが立場が上のような表記ではなく、並列に明記した作家さんも、
このお2人が最初だったように思う。
その後、他の漫画家さんもそのようにしだした人もいるので、
漫画業界に良い影響を与えたと思う。これも評価したい。

ちなみに、スタッフロールを最初に付けた作家さんは、
さいとうたかをさん(『ゴルゴ13』など)だったと思う。

メイド諸君! (Amazon)
きづきあきら+サトウナンキ official site
連続恋愛劇場

作:雁須磨子 (全1巻。05年9月刊。)

恋愛漫画

めちゃんこおもろい。
僕の中では殿堂入り。

男にも女にもお薦め

南Q太さん(『さよならみどりちゃん』など)の作品が好きな人はこの作品も面白く読めると思う。

解説が久住昌之さん(『かっこいいスキヤキ』など)というのも渋い。

連続恋愛劇場 (Amazon)
雁須磨子 official site
風流つまみ道場

作:ラズウェル細木 (写真は2巻、07年10月刊。以下続刊。)

料理漫画。

気楽に読める。

料理のレシピ付き。
僕も料理をするのですが、中には「おっ」と思わせる、優れたレシピもある。
理にかなった方法論というか。

この作者の料理漫画には、
「そこらのスーパーで手頃な価格で手に入る食材を、
プロでも素人でもない中間で、いかに美味しく料理を作るか」
といった主旨があるので、そこが良い。

漫画ではないですが、古谷三敏さん(『BARレモンハート』など)の、
『男のウンチク学』シリーズに通じる所がある気がします。

風流つまみ道場 (Amazon)
ヘタコイ

作:中野純子 (写真は1巻、07年10月刊。以下続刊。)

ラブコメ。童貞漫画。
エロ表現あり。

読んでて恥ずかしくなってくる。
けど、その恥ずかしい気持ちが楽しい。
今では死語かもしれないが、「甘酸っぱい」という形容詞が似合う感じ。

『ぱすてる』(小林俊彦)や、『ああっ女神さま』(藤島康介)が好きな人なら、
けっこう好きかもしれません。

ヘタコイ (Amazon)
コンビニDMZ

作:竿尾悟 (写真は1巻、07年11月刊。以下続刊。)

兵隊漫画。

ファンキン・ガイズ!くそったれやろう共め!
アーミー用語が跋扈します。
リアルでいいなぁ。

U.S.ドラマ「特攻野郎Aチーム」を懐かしく思い出しました。

僕は軍事オタクでないのでわかりませんが、
おそらく、銃のひとつひとつの描写にまでこだわりが発揮されてる気がします。

おそらく作者は「根っから」なのでしょう。
そういう人の書く漫画は、本当に良いですよ。伝わってくる。
「好きこそものの上手なれ」とは昔の人は良く言ったものです。
一話一話や、ちょっとしたセリフの中にも、そういう描写があふれています。

あとは、「読者へのわかりやすさ」をちゃんと考えている部分も偉い。
ただのコメディ漫画としても充分に楽しめる造りになっている。

馬場康誌さんの絵柄に近いものを感じました。

コンビニDMZ (Amazon)
竿尾悟 official site
食漫


『食漫』(全1巻、07年10月刊)という、
食に絡めた漫画を集めたコンピレーションに収録されている
『河童の食卓』(阿部洋一)が優れているので、紹介したい。

阿部洋一さんのオリジナル作品を読むのは、
これが初なのだが、良い。

「雑誌掲載」という制限下では、(新人漫画家には)おそらく無理であろう表現を取り入れている。
これは「描き下ろし」だからできることだろうな。
わかってやっているので、評価できる。

オリジナリティと作家性の強い作品となっています。
「食をテーマに」という縛りを踏んだ上で、
それを飲み込んで、ちゃんとした作品に仕上がっている。

この作品のためだけに『食漫』を買っても損はないですよ。

追記:
『食漫』収録作品では、他に『土産犬』(ひよこマイク)も良かった。

食漫 (Amazon)
サルまん2.0

『サルまん2.0』の連載が、雑誌IKKIで始まった。
期待したい。

ナチュラル・ボーン・パンクス、実験漫画の大御所と言える二人の作家、
竹熊健太郎さんと、相原コージさんの、奇跡のコラボレーション。

名作『サルまん』の現時代版である。

初回からかなり飛ばしている。
腐女子を狙って、キモいおっさん二人が絡んでいるのとか、超カッコイイ!
雑誌なのに、思わずジャケ買いしてしまったではないか。

竹熊健太郎さんのブログに、僕は興味があり、よく読んでいるのだが、
そのブログで、連載前から、この漫画のために色々と実験的な試みがなされていた。

例えば、ネットを利用して読者参加型の漫画にする、など、
主にネットの可能性を実験してみる意向だったように思う。

僕のうろ覚えの説明では主旨が違ってしまうといけないので、
詳しくは竹熊健太郎さんのブログを参考にしていただきたい。

竹熊健太郎 official blog
サルまん2.0 official blog

また、このブログを使って読者とコミュニケーションをなさるようなので、
この漫画の実験を成功させ、
かつ、漫画の新しい可能性と前例を成立させるためにも、
漫画好きには是非参加していただきたい。

良い前例が成立したなら、漫画文化への大きな貢献になると思う。

いやー、今後どんな実験が飛び出すか楽しみだ。
ランダバウト

作:渡辺ペコ (写真は1巻、07年10月刊。以下続刊。)

ベリークール
超面白れー

『東京膜』の頃より、スキルがぐっと上がった気がする。

ギャグにセンスがある。
ノリや描き文字がジョージ朝倉さんぽいなー。

男には理解しにくいであろう、女社会の難しさ、厳しさが随所に出てて良い。
しかも、それが自然。さりげないスパイスのようにピリリと利いている。

繊細で神経質、だからこそ他人に攻撃的。
配慮や気配りは、道を踏み外すと陰湿な側面をのぞかせる。
そんな「女の子」のリアルがちゃんとここにはある。

名作!
以下続刊で続くようですが、このクオリティを維持して欲しいですね!

ランダバウト (Amazon)
渡辺ペコ official site
andys01

Andy's Studioさんの紙ジャケットCDを製造させていただきました。
今回はコート。帯は無しです。

アーティスト:V.A.
タイトル:257 Live Rally 4

Andy's Studio http://www.andys.jp/

こちらは紙ジャケを開いた所。
andys02

今回は、CD盤面をシルクスクリーンでなく、オフセットにしました。
銀色のCD盤面の上にオフセットが映えて良い感じですね。

Novel Soundsは、Nature Blissさんと共同で、
紙ジャケットCDの製造をしています。

製造依頼などございましたら、
詳しくは、Nature Blissさんへお問い合わせください。

Nature Bliss http://www.naturebliss.jp/
Novel Sounds http://www.novel-sounds.com
昭和金物屋物語

作:御茶漬海苔 (全1巻、07年11月刊。)

自伝漫画。
作者の父について。

御茶漬海苔さんは、オリジナリティの強いホラー作家なので、
この作品はホラー漫画でないのに「御茶漬海苔」の匂いがぷんぷんしてて良い。

嘘っぽさや誇張がなく、たんたんと記憶が紙に落とされている所も誠実で良い。
面白いなぁ。

昭和金物屋物語 (Amazon)
御茶漬海苔 official site
アンチ・バージンですが、なにか?

作:菅田うり (全1巻、07年9月刊。)

新世代少女漫画。

今の世代の女子高生、女子大生からとても支持されそう。

漫画に素直さがある。
少女漫画には嘘臭いだけのものが多いんだけど、そういう作品とちょっと違う。
(漫画なんで嘘でいいんだけど、それが鼻に付くほど匂う作品は苦手。)

面白い。

アンチ・バージンですが、なにか? (Amazon)
菅田うり official site
ガブリン

作:小林まこと (写真は3巻、07年10月刊。全3巻完結。)

子供向けギャグ漫画
でも大人が読んでも面白い。

過去に同じタイトル、テーマで大人向けVer.が発売されている。

小林まことさんは笑いのセンスがある。
「間」や「空気」、「空間」でクスリとさせる笑いは、
この人が最初に漫画に持ち込んで成功させたように思う。

それまではスラップスティックな、
勢いによる強引な笑いがギャグ漫画界の定型だった。
もちろん、そういうスタイルの作品にも面白い作品があるのだけど。

小林まことさんは、昔からそのスタイルはさほど変わっていないのに、
いつの時代の新作を読んでも常に古臭くなく面白いのはすごい。
実力としか言えない。

アクションを描かせても一流の漫画家です。

ガブリン (Amazon)
雑誌「モーニング」では、『僕の小規模な生活』(福満しげゆき)が連載されている。
これが非常に面白い。

で、ここ最近掲載されている話の内容なのだが、
雑誌の編集を取り巻く身内ネタになってきている。

桜玉吉さんの『漫玉日記』シリーズをイメージしてもらえれば、近いと思う。

「フィクション」ということなので、作り話かもしれない。
でも、本当かもしれない。
それはどちらでもいいことだと思う。
作者が「フィクション」と言っているので、「フィクション」としておけば良い。

けど、読者の中には「フィクションです」と前置きしているのに、
そう受け取らない人もいるだろう。
すると、ネタとされている雑誌編集部側には不都合な内容もあるかもしれない。

雑誌への掲載可否の権限は編集部にある。
つまり、編集をネタにした内容を、ボツにして掲載させないこともできるわけだ。
が、ちゃんと掲載されている。

これは偉い。ちゃんと評価したい。
掲載をOKした編集さん、編集長さんは、偉い。

僕は『僕の小規模な生活』は基本的に嘘がない作品だと思っている。
おそらくファンの読者の多くもそう捉えていると思う。
そういう作品に、編集部の裏側を正直に掲載させるのは、勇気のいる行為だと思う。

もし、ここで、福満さんの作品に編集側が嘘を描かせたなら、
この作品はつまらないものになっているだろう。
また、福満さんは作品に誠実な作家さんなので、
描きたくない作品を描くことはストレスにもなると思う。

以上は、漫画を読んで、その作品から感じた、
僕の勝手な推測なので、本当の所はわからない。
けど、当たっているのであれば、
そういう編集長のいる編集部には、作家も安心して作品を預けられるよね。

うーん、「モーニング」は良い雑誌だなー。
そういう誠実さって、大事だよな。

福満さんの漫画は今後もちゃんと良い作品であり続けて欲しい。

雑誌「モーニング」 official site
福満しげゆき official site
blue drop 天使の僕ら

作:吉富昭仁 (写真は1巻、07年10月発刊。以下続刊。)

ヤバい!
こんなに新しいボーイズラブは初めてだ!
脳が沸きそう!
平行感覚がなくなってぐらぐらきます!

こういうテーマでは『転校生 オレのあそこがあいつのアレで』(古泉智浩)も渋かったなぁ。

読者層の許容範囲に、本来相反する存在である、萌えオタと腐女子が同居できそうな所に、
なにか新しい可能性を感じてしまう。笑
もちろん受け入れられない人のほうが多いでしょうが、この実験は評価できる。

エロ要素あり。
露骨な性的表現があるのでエロが生理的に苦手な人は読まない方がいいです。
ただ、いわゆる「エロ漫画」と違い、エロだけしか中身がないというわけでなく、
ちゃんと作品として成立している。

『かしまし』(漫画:桂遊生丸、原作:あかほりさとる)も、
男女の恋愛漫画なのに表面的にはガールズラブという所が新しかったですが、
こちらの方がより斬新な気がするなぁ。

BLUE DROP 天使の僕ら (Amazon)
吉冨昭仁 official site
岳

作:石塚真一 (写真は5巻、07年10月刊。以下続刊。)

人間は死んだら「モノ」という通念が作品の根底にある。
「人間の死」を自然に受け止めている。
そこがこの作品を良くしている。

山登り漫画。
今回の巻では、第6話が非常に良かった。

フランスのスポーツ、Parkourもそうだけど、生きざまが伝わってきて、カッコイイ!
男なら少なからず胸を打たれるものがあるんじゃないかな。

『神々の山嶺』(画:谷口ジロー、作:夢枕獏)
『K』(完全版) (谷口ジロー)
『氷壁の達人』(神田たけ志)
も必読!!
山男は熱い!!


山男の歌 視聴
昭和歌唱やSkaテイストが好きな人は好きかも。ノスタルジック。
「娘さん、よく聴ぃ〜けよ、山男にゃ惚ぉれぇるなょぉ〜♪」
今はそんな時代じゃないのかもしれませんけど、僕は好きだな。

岳 (Amazon)
うちのレーベルに所属する轟音ポストロックバンド、speaker gain teardropのGu.でもある、
ホリベさんは、広島で「layer of perspectives」という音楽イベントをもう3年も続けてらっしゃる。

広島はレゲエやヒップホップ、ハウスなんかは盛んだけど、
エレクトロニカなどの音響系は不毛の土地だ。リスナーがいない。

ホリベさんは、そんな広島で、けっして多くはない、だけど音響系の音楽が好きな人達のために、
自分が働いて稼いだお金を使って、イベントを続けてらっしゃる。
その行為は本当に尊敬できる。


さて、10月12日にあった「layer of perspectives」に客として行って参りました。

ゲストには、
world's end girlfriend
kashiwa daisuke
piana
heirakuG

広島チームは、
speaker gain teardrop
The Persimmons + FJYM geisha
K the musicgirl
jyunya hiramoto + keita sadanaga
stabilo

ちなみにstabiloは、ホリベさんのラップトップ・ソロプロジェクト。
うちのレーベルからは、The Persimmonsも出演した。


いやー、良かった。
どれも良かったけど、world's end girlfriend が飛び抜けて良かった。
間違いなく世界最高峰クラスの音楽だった。
ドラムが良かったなー。
やっぱ生楽器はいいわ。
いつか可能なら、オーケストラのworld's end girlfriendのライブを体験してみたいなぁ。

僕はライブであまり感動しない人なんだけど、久々にライブで感動できた。
感動を通り越して、なんか音楽に対して敬虔な気持ちを抱かされてしまうという、
不思議な感情を味わった。
良い体験をしたなー。

もちろん、pianaさん、kashiwa daisukeさんの音楽も良かったんだけど
(両方、すごく好きな感じでした!)、
僕個人の趣味嗜好で、ライブに関しては、ラップトップよりバンド形態(複数の人間がリアルタイムで楽器を演奏する状況で発生する「偶発的」グルーブ感)が好き、というのがあるので、
あと、僕はうまいドラムを生で聴くのがとても好きなので、
そういう部分で、やはり、バンド形態の音楽の方に感情が動く。

けど、僕のレーベルのアドバイザーでもある、
Headphones Remoteの佐藤くんは、kashiwa daisukeさんの音楽が一番良かったと言っていた。
僕らはこんな風にそれぞれ趣味が微妙に違う。
でも、それは個人の趣味なので良いと思う。
このブログは僕の個人的なものなので、僕の思ったことを書くようにしている。
愛想は書いていない。

heirakuGさんの音については言及できなくて、
それは、仕事があったために、イベントの途中から入場したので、
残念ながらheirakuGさんの音を聴くことができなかったので言及しようがないという理由です。

しかし、豪華なゲスト陣でした。
ホリベさん、すごいなー。


あとはやっぱり、speaker gain teardropが良かった。
このバンドにもライブ初体験では感動させられた。
これからもこのバンドのライブには良いと思わされるだろう。
ライブに行こうとあまり思わない僕が、speaker gain teardropのライブなら行こうという気になる。

speaker gain teardropは、来年発売予定のアルバムのレコーディングを終えたところだけど、
1曲だけはマスタリングまで終わった曲があるので、良かったら聴いてみてください。

試聴


あと、イベントの打ち上げに参加させてもらったのだけど、
pianaさん、kashiwa daisukeさん、
world's end girlfriendさん、world's end girlfriendのサポートDr.さんらと話ができた。楽しかった。
みんな良い人ばかりだった。
pianaさんはすごい可愛かった。
kashiwaさんは誠実さがあふれる人柄だった。
僕はworld's end girlfriendの作品のすごいファンなので、
world's end girlfriendさん、サポートDr.さんと話せたのは良い思い出になった。
world's end girlfriendさんと握手していただけたので嬉しかった。
幸せな一日だったなー。

僕には、好きな作品の作者とは実際に会いたくない、という傾向があって、
それはその作品が好きだから、むしろ作者に会いたくない、という所からくるのだけど、
みんな、もっと作品を好きになれるような人柄の人達ばかりでした。

みなさん、おつかれさまでした。
打ち上げ、遅い時間まで付き合ってくださって、ありがとうございました。

ホリベさん、おつかれさまでした。
ホリベさんの生きざまはカッコイイと思います。これからも頑張ってください!!

ホリベさんのブログ
「らき☆すた」を最終回まで観ました。
非常に良かった。

アニメの可能性が内包されている作品と言っていい。
名作。

最終回は音楽が良かった。ピアノが良い感じ。
アニメ「フリクリ」はthe pillowsの曲がアニメとすごく合っててぐっときたのですが、
「らき☆すた」最終回はそれに匹敵する「ぐっとくる」感がありました。
高校時代、青春、というシチュエーションに音楽が絡まると、音楽が良くなるから不思議だ。
アニメの音楽というのは、視覚と聴覚の両立から成立するのだなー、とつくづく思います。

逆に、僕が自分のレーベルからリリースしてる音楽の多くは、
聴くと風景が頭に浮かんでくるような音をリリースしています。
その時僕の頭で流れるフィルムはぐっとくるカットが流れていきます。
山下敦弘監督の美しい絵や、ヴィンセント・ギャロ監督の絵の色味とか、近いですね。

僕は漫画『いちご100%』(河下水希)が大好きなのですが、
それは僕の中高生時代が冴えなかったので(共学なのに女子と話した記憶がないです。)、
せめて漫画の中では心を理想の世界で遊ばせたい、という所から来ています。

それと同じ理由で、「らき☆すた」にも、現実にありえない高校生活を投影することで、
悲惨(というほどでもないですが)だった現実の学生生活を上塗りできて、とても心が癒されます。
こなたに非常に萌える。声優さんはすごいなー。
ハルヒと同じ人と知った時にはびっくりしました。実力あるなー。

あと、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の時にも思ったことですが、
京都アニメーションさんはパンクだなー。カッコイイ。
新しいことをどんどんやっていこう、という粋が感じられる。美しい。

「らき☆すた」もパンクな作品だ。
ついでに言うと、手法としては音楽のヒップホップを連想させられた。

バックトラックに絶妙に「しゃべり」が乗った時はラップのように聞こえたりとかあった。

漫画『THE END』(真鍋昌平)はすごく好きな作品で、
最後まで読んだ時には、背筋に電撃が走り、脳髄からドーパミンがどばっ、と出たものですが、
「らき☆すた」最終回では、その時の感情が懐かしくよみがえりました。
どちらも美しい終わり方だったな。

「らき☆すた」は、オタクにとっての「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」的存在として、
半永久的に続いて欲しいなー。
いや、やはり美しいまま完結させる方がいいのかなぁ。
クオリティを維持できるのならば、金字塔を打ち立てて欲しい!!

アニメ「らき☆すた」official site
ガガガガ

作:山下ユタカ

暴力漫画。
非常に文学的な作品です。

大好きな漫画です!

山下ユタカさんはヤンキー漫画を描かせれば日本一の作家だと思います。
『ノイローゼ・ダンシング』はヤンキー漫画の名作でした。
暴力にリアルがある。
リアルな暴力を描ける漫画家は他に南勝久さん、真鍋昌平さんが挙げられる。

アクションシーンは『GANTZ』(奥浩哉)なみにすごい!
動線の流れが美しい。

あと、セリフの文字表現が新しい。
今のところ、こういった文字表現を使っているのは、山下ユタカさんだけだと思う。
今はデジタルでの漫画製作が多用される様になってきたので、
文字表現もどんどん進化していいと思う。
「パクリ」なんて言わずに、他の漫画家さんも手段として有効なら、もっとこういった表現を使っていい。
そうやって文化は進化していくものなのですから。

「ハードコア・バイオレンス」と銘打たれてますが、
この漫画に似合うのはハードコアじゃなく、ダっサいロックが似合うと思うなぁ。
本人が陶酔しながらすごくダサいフレーズを、ぎゅぃ〜〜ん、とかって弾いてるロックが似合う。笑
あとはオーセンティックなSKAとか。それも録音の悪いヘボいやつ。(悪い意味でないです。)

ちなみに、南勝久さんの漫画には演歌、
真鍋昌平さんの漫画にはハードコア、ヒップホップが似合うな。

余談ですが、カバーからシンナーの匂いがして、それが読んでいて、嗅覚も刺激されていい。
シルクスクリーンのインクの匂いなんでしょうが。
意図してないのだろうけど、漫画と合ってる!!

ガガガガ (Amazon)
swim03

僕のレーベル、Novel Soundsから新譜をリリースしました!

アーティスト:swimmingpoo1 (スイミングプール)
タイトル:half asleep (ハーフアスリープ)
品番:UNS-015
価格:2,300円税込

今までのNovel Soundsのカラーと全く異なる作品なのだけど、
これはこれで完成した作品になったなー。うん、良い出来だ!

音楽、ジャケット、アートワーク、PVアニメ、
全体を通して、1つの世界観をちゃんと構築できたと思います。

swimmingpoo1の根岸くんは、ゲームっ子で、「MOON」や「MOTHER」に影響を受けたのだけど、
そういうのがちゃんと出てる。

しかし、これは、ジャケが良いです!
自分で作っておきながらなんだけど、本当にびっくりするぐらい良い出来に仕上がりました!!

今回のジャケのイラストは、ゲーム「MOON」のキャラクターデザインを手掛けられた、
倉島一幸さんに音のイメージから描き下ろしていただいたものなんだけど、
倉島さんのイラストの持つ、あったかい雰囲気が、すごく出てる!優しい感じ。

写真では全然良さが伝わらないのだけど、実物を是非手に取って見ていただきたいです!
倉島さんのタッチの細かい部分がしっかり出てる。近くで見るとめちゃくちゃ良い!!

あと、手触り。全然違います。しっとり、すべすべ。
触ってて気持ち良い。
店頭ではビニールパックされてるので、触れないでしょうが。
いやー、この紙にして正解だったなー。良かった。

PV

監督:古跡哲平さん
(古跡さん、ありがとうございました!!)

他の曲を試聴

紙ジャケの中身はこんな感じです。
swim01


swim02


half asleep / swimmingpoo1 (Amazon)
swimmingpoo1 official site

倉島さんにお礼のメールを差し上げたのだけど、
返信がすごく丁寧で、すごい良い人って感じでした!!
倉島さん、ありがとうございました!!

倉島一幸 official site

あと、今回、swimmingpoo1にコメントを寄せてくださった、
七尾旅人さんも、新譜をリリースなさったようですね。
タイミングを合わせたわけでもないのに、自然とタイミングが合いました。不思議な感覚。

根岸くんは、七尾さんをすごく尊敬してて、
影響もすごく受けてるので、今回のコメントは本当に飛び上がって喜んでいました。
僕もそんな根岸くんを見てて嬉しかった。

あと、東京の知人から写メが送られてきたのですが、
七尾さんのインストアライブで、七尾さんの新譜と一緒に並べていただけたそうです!

swim04


swim05


七尾さん、良い人だなー。
七尾さん、スタッフの鷲見さん、どうもありがとうございました!!

911FANTASIA / 七尾旅人 (Amazon)
七尾旅人 official site

あと、Lantern Paradeの清水さんもコメントありがとうございました!!
これからもお互い頑張っていきましょう!!

最後に宣伝。
Novel Soundsは、Nature Blissさんと共同で、
紙ジャケットCDの製造をしています。

製造依頼などございましたら、
詳しくは、Nature Blissさんへお問い合わせください。

Nature Bliss http://www.naturebliss.jp/
天体戦士サンレッド

作:くぼたまこと (写真は5巻、07年8月刊。以下続刊。)

あえて恋愛漫画と言ってみたり。

同性の友達関係で、相手にされてないのに、あるいは、こいつダメだなーとか思ってるのに、
相手のことが好きで色々と世話を焼いちゃう、とかってないですか?

相手はこっちに感謝とかないのに尽くしちゃう、みたいな。
たまに優しくされると嬉しかったり。

そんな恋愛にもにた友情?がここにはあります。

まぁギャグ漫画なんですけどね、実際は。

あと、毎回読み切りでこのクオリティはすごい。

これは幅広い層にウケる作品だと思うので、もっと世に知れて欲しいですね。

『THE3名様』(石原まこちん)が好きな人は、この作品も好きだと思います。

ぐっと推したい作品です!

天体戦士サンレッド (Amazon)
くぼたまこと official site
大東京トイボックス

作:うめ(小沢高広+妹尾朝子) (写真は2巻、07年9月刊。以下続刊。)

人間ドラマ。舞台はゲーム業界。

ゲーム業界のことをリアルに描いてあるので、それだけでも情報として価値があります。

どの業界にも共通することでしょうが、誠実に「モノづくり」をしている人は、
シンパシーを覚える部分があると思います。

また、物語、漫画としても優れている。非常に完成度が高い。
作家性の強い作品でありながら、エンターテイメントとして成立している所がすごい。

前作『東京トイボックス』(全2巻)から、物語は続きとなっていますので、
先に『東京トイボックス』から読み始めることをお薦めします。

東京トイボックス (Amazon)
大東京トイボックス (Amazon)
うめ official site
lovelatterfrom

作:アルコ (全1巻。07年9月刊。)

恋愛漫画。

僕は少女漫画はあまり読まない人なのですが、
最近の少女漫画はあなどれんなぁ。
けっこう面白い作品がある。

これはジャケ買いしてみたのですが、とても面白かった!
かなりの実力を感じました。

安野モヨコさんの作品が好きな人は読んで面白いんじゃないかと思います。
絵や作風は違いますが、テンポやリズム感、ノリが近い感じ。

Loveletter from… (Amazon)
ドスペラード

作:大和田秀樹 (全1巻。07年8月刊。)

実験漫画。で、実験が成功している。面白い。
無茶苦茶で支離滅裂なんだけど、面白いので許せる。

ドスペラード (Amazon)
大和田秀樹 official site
暁色の潜伏魔女

作:袴田めら (写真は1巻。07年5月刊。以下続刊。)

萌えた。
なんだこりゃ。めちゃくちゃ面白いんですけど。
センス高いなー。
バランス感がすごくいい。

暁色の潜伏魔女 (Amazon)
袴田めら official site
レッド

作:山本直樹 (画像は1巻。07年9月刊。以下続刊。)

山本直樹さんは人間の狂気を描かせたら日本一の作家。

久々の新作です。

他に人間の狂気を上手く描く漫画家は、山野一さん、真鍋昌平さんなどがいるが、
やはり山本直樹さんが唯一的な場所にいると思う。

あと、この漫画は政治的な題材を扱っているが、
政治を扱った漫画によくあるイメージ操作や自己主張の強引な正当化などが無く、
たんたんと客観的に描こうとする姿勢も評価できる。

レッド (Amazon)